千光寺 SDGsの取り組み

利他と慈悲の精神を持続可能な地球のために

千光寺がSDGsに取り組む理由

当寺院の総本山である真言宗泉涌寺派「泉涌寺」は、平安時代の855年に左大臣・藤原緒嗣(ふじわら の おつぐ)が自らの山荘を寺としたという説や、空海がここに庵を結んで荒廃したものを藤原緒嗣が復興したという諸説がありますが、詳しい時期や事情については明らかではありません。しかし、平安時代初期につくられた前身寺院が平安時代後期には荒廃していたのを、鎌倉時代に再興したもの、と伝承されています。

お供物の寄付への取り組み

世界中のさまざまな国や地域で最重要課題となっている「貧困問題」は、日本でも深刻化しています。千光寺はその現状を直視し、参拝ブースのお供物をご遺族様の許可を得た上でフードバンクをはじめ、浦安市と提携しフードドライブ活動を行っているNPO法人に寄付しています。このことによって食品を必要としている地域のフードバ ンク等の生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設等に届けることができています。お供物を寄付することは貧困に苦しむ人々を支えることができることはもちろんですが、食品ロスの削減にも役立っています。

バナナペーパーへの取り組み

もう一つご紹介したい千光寺のSDGsの取り組みがバナナペーパーの使用です。アフリカで廃棄されているオーガニックバナナの茎から繊維を取り出して作られているバナナペーパーは1本の木も切らないため、森林伐採の防止にも繋がります。そして森林が失われないため、動物の絶滅防止にも貢献できています。さらに産業のない小さな村に雇用が生まれ、貧困の解決にも役立つことができています。このバナナペーパーを千光寺では名刺に利用。新たな人と出会いの中でこの紙を利用する意義なども機会があればお話ししています。